セントカメリア（2019年生、母アドマイヤテレサ）

セントカメリア（2019年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聖なる+誕生日花の椿。本馬の馬体より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したアドマイヤテレサが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の都大路ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月3日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したタナザウィングを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月11日、中9週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、中8週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のララヴォルシエルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあずさ賞（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のガイアフォースに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

8月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたラーグルフ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

11月5日、中6週で迎えた8戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの蛍池特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグランスラムアスクを交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（2023年）

4月29日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

9月30日、中6週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入った。

11月11日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの修学院ステークス（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスのサンタクロースステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のシェイクユアハートに1馬身3/4の差をつけて優勝

5歳（2024年）

1月13日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

5月11日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月11日、中7週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月14日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.デムーロ騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデG3のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず12着に終わった。

6歳（2025年）

1月25日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデG3の小倉牝馬ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

2025年1月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。