サクラドルチェ（2005年生、母サクラプレステージ）

サクラドルチェ（2005年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋甘美に、柔和に（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時11歳）と交配したサクラプレステージが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の摂津特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

7月6日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したアウロラプラネットを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンリミテッドラヴを豪脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

9月28日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のニシノレイチェルを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月21日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のミルクトーレルをハナ差振り切って3勝目を手中に収めた。