アウロラプラネット（2005年生、母グリーンプラネット）

アウロラプラネット（2005年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ローマ神話の女神＋惑星」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したグリーンプラネットが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方12戦3勝。2009年の読売レディス杯(牝地方重賞)に勝利した他、2010年のスプリングカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、リトルアマポーラに3/4馬身交わされて2着となった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3歳（2008年）

2月23日、中8週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラドルチェに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（2009年）

1月10日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。14着に敗れた。

6月22日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノメガミに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月17日、中3週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイティクラシーに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月31日、中5週で迎えた13戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた14戦目は、地方重賞のオータムスプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた15戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウサウンドを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目をマークした。

11月1日、中1週で迎えた16戦目は、ダイヤモンド特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

5歳（2010年）

4月11日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、地方重賞のスプリングカップ（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた19戦目は、石川の「トキ」誕生記念（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた20戦目は、金沢武家屋敷特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた21戦目は、キリコ舞う能登あばれ祭り特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月2日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、鼓門特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。