エイシンヤノゴトク（2011年生、母エイシンマリアンナ）

エイシンヤノゴトク（2011年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋矢の如く走るように」。毛色は栗毛。種牡馬のキングヘイロー（当時16歳）と交配したエイシンマリアンナが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方26戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年のつくし特別(A2)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月7日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

7月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

12月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた6戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた8戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月6日、中6週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポッドタイムに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月13日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の吉田アナ世界記録おめでとう特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のウェイヴクレストに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月4日、中2週で迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた12戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したシャインメソッドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のショウナンサッチモをアタマ差振り切ってファンの支持に応えた。

11月5日、中8週で迎えた14戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンハヤブサに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2015年）

1月27日、中8週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、笹鳴特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた17戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、如月特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、紅梅特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、つくし特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヒシサブリナをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月16日、中2週で迎えた20戦目は、かに座特別（園田ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月5日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ賞（園田ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

5歳（2016年）

5月4日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から5kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた23戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた24戦目は、姫路さぎ草特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた25戦目は、ひょうご雪姫ポーク特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月25日、中7週で迎えた26戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、トウカイララバイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた28戦目は、錦秋特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月5日、中1週で迎えた29戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、小春日和特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた30戦目は、前浜砲台跡特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のツリーポケットに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月3日、中1週で迎えた31戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、徳島県うずしお特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた32戦目は、かまん特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は三村展久騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6歳（2017年）

1月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1 C2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた34戦目は、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。