アーガイルピンク（2018年生、母ミスウインストン）

アーガイルピンク（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宝石の名前」。毛色は栗毛。種牡馬のストロングリターン（当時12歳）と交配したミスウインストンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。2020年のアイオライト特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

7月23日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は418kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモズザベストに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月30日、中9週で迎えた2戦目は、2歳オープンのアイオライト特別（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

11月20日、中6週で迎えた3戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2021年）

4月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のリヴェルサスに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月10日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、馬い!サンサンエッグ津田沼記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に終わった。

10月25日、中7週で迎えた9戦目は、千葉県畜産フェア賞1（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島正太郎騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイトクライに6馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月13日、中1週で迎えた11戦目は、剛勇賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川島正太郎騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2022年）

3月24日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定戦の馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で川島正太郎騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた13戦目は、馬い!八幡平ドラゴンアイ開眼記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で川島正太郎騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた14戦目は、クレマチススプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で川島正太郎騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた15戦目は、へびつかい座スプリント（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で川島正太郎騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた16戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、夏の陣ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた17戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、芍薬スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

5歳（2023年）

1月16日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のマイレレイに4馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

2月8日、中2週で迎えた19戦目は、早春スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月21日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、カッコウスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（13戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた21戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、地方競馬教養センターで騎手を目指そう!（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（15戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、一般C1二三四ウ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（16戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったサンマルシップに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

12月18日、中7週で迎えた24戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（17戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったリュウノアスラームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2024年）

1月15日、中3週で迎えた25戦目は、カストルスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（18戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。