シップアルーフ（2003年生、母テクスチュア）

シップアルーフ（2003年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「風上に向いた船」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時5歳）と交配したテクスチュアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

成田春男厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

4月21日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックキーラーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

11月30日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマイチロマンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2006年）

1月1日、中4週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフレッシュドリーム特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナカノホマレに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月26日、中6週で迎えた10戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月27日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のかすみそう特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた12戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。