アインイチバン（2001年生、母アンファテュエ）

アインイチバン（2001年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋一番」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したアンファテュエが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方32戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般C4-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、碧雲牧場から「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

石栗龍彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月12日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は402kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

5月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず18着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた5戦目は、佐々木明美騎手を鞍上に迎えて、一般D4-6（旭川ダート1000m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、一般D4-6（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木明美騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般D4-6（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木明美騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、一般D4-6（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木明美騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた9戦目は、一般D4-7（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木明美騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般D4-6（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木明美騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般D4-6（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木明美騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2005年）

4月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた13戦目は、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で亀井洋司騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトチノテイオーからアタマ差の2着となった。

5月18日、連闘で迎えた15戦目は、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀井洋司騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般D4-4（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で亀井洋司騎手（4戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、一般D4-5（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で亀井洋司騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般D4-5（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で亀井洋司騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターイットアップから1馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D4-5（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、一般D4-4（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月4日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、裕行君・藍子ちゃん結婚記念（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

5歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた22戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、牝馬限定戦のミモザ賞（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で末田秀行騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた24戦目は、竹田吉孝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカトレア賞（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹田吉孝騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた26戦目は、一般C4-7（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹田吉孝騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月16日、中0週で迎えた28戦目は、一般C4-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は竹田吉孝騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月30日、中1週で迎えた29戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハネダダイマジンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6月13日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は末田秀行騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のオリーブ賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は末田秀行騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた33戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスモモコに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた34戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた35戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は末田秀行騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリベロストラーダを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

9月3日、中1週で迎えた36戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉孝騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた37戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

6歳（2007年）

1月27日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた38戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。