ナンテカ（2007年生、母ウエスティンタイム）

ナンテカ（2007年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートボーイ（当時12歳）と交配したウエスティンタイムが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方22戦6勝2着2回。2009年の平和賞(S3)に勝利した他、2009年の鎌倉記念(S3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月2日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマックスビートに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月29日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのスズカフェニックス賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて3着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラムセスジュベリーを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月22日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのゴールデンゴッド特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のセレクトシューズに1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月7日、中1週で迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンキラリに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月18日、中5週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のブンブイチドウに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月16日、中3週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3歳（2010年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

10月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の金時山特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦3勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2011年）

1月21日、中5週で迎えた15戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦3勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月1日、中5週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4月13日、中5週で迎えた17戦目は、絆特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

5月19日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の皐月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月17日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の大磯町特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ターンベリーに3/4馬身交わされて2着となった。

7月5日、中2週で迎えた20戦目は、夏雲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のパルジファルに3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7月27日、中2週で迎えた21戦目は、'11スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の葉月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、タカラストーンに交わされて1馬身差の2着となった。