パープルストック（2004年生、母パープルホワイト）

パープルストック（2004年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「高貴な血筋」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時12歳）と交配したパープルホワイトが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦3勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

11歳のとき、西山牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、友田牧場によって410.4万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月22日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のケルティックハープを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

3歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイニングゴールドに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月16日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

12月1日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のブラックシャドウに1馬身1/4の差をつけて久々の一戦をモノにした。

4歳（2008年）

1月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた11戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

5月25日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月6日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2009年）

2月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。