イルルージュ（2020年生、母ブイルージュ）

イルルージュ（2020年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤い小島(仏)、バラの品種名。両親の名前より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミッキーアイル（当時9歳）と交配したブイルージュが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は村上牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって330万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって528万円で落札された。

嘉藤貴行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

3歳（2023年）

4月9日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4月15日、連闘で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた6戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月14日、中2週で迎えた7戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のシャトーボビーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイウンダマシイから1馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林勝太騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に沈んだ。