サンシカゴ（2011年生、母シーサイドエンゼル）

サンシカゴ（2011年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽＋アメリカの都市名」。毛色は栗毛。種牡馬のリキアイワカタカ（当時17歳）と交配したシーサイドエンゼルが21歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）加藤ステーブル。戦績は、中央平地34戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月2日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトシストロングに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下の万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3歳（2014年）

1月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月12日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず最後はアドマイヤサブリナと並んで5着同着となった。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月21日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた13戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したヴァイセフラウを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月25日、連闘で迎えた14戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた18戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月20日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったダイヤモンドハイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月19日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハギノナトゥーラを上がり4位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月3日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、5着に終わった。

11月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のブレイヴフィートを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

12月6日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（11戦1勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2016年）

2月7日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた28戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（12戦1勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

5月28日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（8戦2勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（9戦2勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた33戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

10月2日、中9週で迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。