ヴァイセフラウ（2011年生、母ラティール）

ヴァイセフラウ（2011年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白い婦人（独）」。毛色は芦毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したラティールが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地16戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月8日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月11日、中4週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウルナに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

9月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

12月6日、中7週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったビリオネアにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ティップトップに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のサンシカゴを半馬身振り切って制した。

3月29日、中9週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

7月5日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、アンナミルトに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

10月17日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のクレアドールに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。