ミルノワール（2011年生、母ミルシャイナー）

ミルノワール（2011年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母系より＋黒（仏）。漆黒の馬体から連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時10歳）と交配したミルシャイナーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C2 C3。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,800万円（9万×200口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月21日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3歳（2014年）

3月1日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

6月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月10日、中7週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は垂れてしまい17着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

11月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアプローズ賞（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクインズストリークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2 C3（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーストファンガンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2015年）

1月18日、中6週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた12戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

5月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

8月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた14戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。