クインズストリーク（2011年生、母ブラッシュウィズデスティニー）

クインズストリーク（2011年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋勝ちの連続」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時12歳）と交配したブラッシュウィズデスティニーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方28戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の一般B2四。

経歴

デビュー前

9歳のとき、クイーンズ・ランチから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ヤスナカファームによって132万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

6月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

9月21日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた5戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアプローズ賞（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミルノワールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラハリーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月29日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（2戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイオプサイドに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2015年）

1月20日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤嶺亮騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のモンサンデューンに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

2月25日、中4週で迎えた9戦目は、若鮎特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤嶺亮騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた10戦目は、八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤嶺亮騎手（5戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーレインボーに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤嶺亮騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月22日、中6週で迎えた12戦目は、ダイアモンドターン賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で赤嶺亮騎手（7戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

9月16日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、江東湾岸賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で赤嶺亮騎手（8戦4勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレッツェルを半馬身差し切って5勝目を手にした。

10月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、みずがめ座特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で赤嶺亮騎手（9戦5勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったシングンムサシにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月23日、中5週で迎えた15戦目は、冬木立特別（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で赤嶺亮騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のショウノペレウスに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月24日、中3週で迎えた16戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で赤嶺亮騎手（11戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったコスモグリズリーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で赤嶺亮騎手（12戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルルークスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月8日、中3週で迎えた18戦目は、節分賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で赤嶺亮騎手（13戦6勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で赤嶺亮騎手（14戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナイキフェイムをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、爽春賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で赤嶺亮騎手（15戦7勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたミッドイェルバハ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中4週で迎えた21戦目は、デネボラ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で赤嶺亮騎手（16戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた22戦目は、ジェイド賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で赤嶺亮騎手（17戦7勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で赤嶺亮騎手（18戦7勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月28日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた24戦目は、一般B2四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で赤嶺亮騎手（19戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のギンザヴィクトリアをクビ差振り切って優勝

7月31日、中4週で迎えた25戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で赤嶺亮騎手（20戦8勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた26戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で赤嶺亮騎手（21戦8勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、タンザナイト賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で赤嶺亮騎手（22戦8勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6歳（2017年）

1月24日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、初夢賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で赤嶺亮騎手（23戦8勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた29戦目は、うぐいす賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で赤嶺亮騎手（24戦8勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた30戦目は、横浜大岡川桜並木特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は26戦連続で赤嶺亮騎手（25戦8勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた31戦目は、大井競馬場グランドオープン賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は27戦連続で赤嶺亮騎手（26戦8勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた32戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、さつき賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。