ダイオプサイド（2011年生、母ミリオンベル）

ダイオプサイド（2011年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「透輝石。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したミリオンベルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方26戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年のイヤーエンド賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月8日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったチャオに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月5日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月24日、中6週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二十三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、江東湾岸賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた10戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったクインズストリークにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2九十十一（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月19日、中5週で迎えた16戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオミコシに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月22日、中4週で迎えた17戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた18戦目は、一般C2七八九（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた20戦目は、新宿つつじ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた21戦目は、駒場賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウインマジュールに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中2週で迎えた23戦目は、ダービーインパクト盃（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2016年）

6月9日、約7か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセユウランサーに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

6月27日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルカンファイヤーに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のストレーザに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月31日、中2週で迎えた27戦目は、「写ルンです」30周年記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ドラゴンブラックにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月1日、中4週で迎えた28戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（12戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディアピースに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月14日、中5週で迎えた29戦目は、神無月特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で的場文男騎手（13戦6勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたガーデンズキュー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月27日、中1週で迎えた30戦目は、あうる賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で的場文男騎手（14戦6勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた31戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で的場文男騎手（15戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドラゴンカントリーに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

12月1日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の一般B2 B3（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で的場文男騎手（16戦7勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた33戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で的場文男騎手（17戦7勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドライトウショウをクビ差振り切って勝利を手に入れた。