ウインマジュール（2012年生、母ダイイチビビット）

ウインマジュール（2012年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋主要な（仏）。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したダイイチビビットが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月12日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

3歳（2015年）

2月22日、中8週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエリーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったツクバグランディーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジャーマテーラを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

5月4日、連闘で迎えた9戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のランドレーサーに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の錦秋湖湖水まつり賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のツクバグランディーに4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の秋田場外開設記念雄物川賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハッピーボーイに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月8日、中4週で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のコンジュを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

7月30日、中2週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の江戸川区のおいしい小松菜賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の三宅島帰島10周年記念（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったダイオプサイドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。