ギンザファミリア（2009年生、母アリマエンプレス）

ギンザファミリア（2009年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋家族の」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したアリマエンプレスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年のはくたか特別。

経歴

デビュー前

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2011年）

7月31日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は387kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したネコチンチラを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中2週で迎えた3戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’11ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のラプタークラウドに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカミノキセキに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月27日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

3歳（2012年）

1月19日、中2週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’12桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの’12雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ペリドット賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、いて座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、こうま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3三（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた18戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。