ラプタークラウド（2009年生、母デュークラウド）

ラプタークラウド（2009年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時7歳）と交配したデュークラウドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、地方27戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の桜月特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

7月20日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドフレンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るユカナを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月11日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったギンザファミリアに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦のみずどり特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3歳（2012年）

9月4日、約9か月半の休み明けで迎えた8戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のビヤンシュールに7馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

9月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の寿美家どんぶりウェルカム賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレオレジェンドに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、頑張れハスキー犬クッキールーラーアリス（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、リアライズキングに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジャーピースに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2013年）

1月8日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイリンウィークに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

2月5日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた15戦目は、春光特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンスピースに5馬身の差をつけて優勝

3月12日、中1週で迎えた16戦目は、桜月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のオヤビンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月2日、中2週で迎えた17戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた18戦目は、箱根町特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（7戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月19日、中8週で迎えた19戦目は、ラズベリー特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（8戦5勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月17日、中3週で迎えた20戦目は、九十九里特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた21戦目は、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

12月2日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、ケンタウルス特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

5歳（2014年）

1月2日、中3週で迎えた23戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤー特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた24戦目は、福寿草特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、昭和の日特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた27戦目は、つつじ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（10戦5勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。