メジャーピース（2006年生、母クインモーニング）

メジャーピース（2006年5月9日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスターリングローズ（当時9歳）と交配したクインモーニングが22歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河土肥牧場。戦績は、地方34戦5勝2着8回。2009年の黒潮盃(S2)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河土肥牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって189万円で落札された。

高月賢一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2008年）

12月19日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったビービードルメロに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた2戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイフィルジエコーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スガワンスキーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したビューテフルレデーにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月19日、中8週で迎えた6戦目は、3歳戦のエメラルドフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリキドーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、潮騒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリコーレッドをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

8月12日、中3週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月8日、中3週で迎えた10戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月4日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、初詣特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた13戦目は、観梅特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バルバンクールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2011年）

5月20日、約15か月の休養明けで迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、小田原城花菖蒲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

7月5日、中6週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、夕凪特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

8月20日、中6週で迎えた16戦目は、一般C1二（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた17戦目は、芙蓉特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた18戦目は、はやぶさの故郷さがみはら賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

6歳（2012年）

3月1日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、未来賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた21戦目は、花まつり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた22戦目は、2012 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキンバーライトをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

9月27日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月16日、中2週で迎えた25戦目は、近代競馬発祥の地横浜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、プロハンターにクビ差交わされて2着となった。

10月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた27戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったラプタークラウドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7歳（2013年）

2月7日、中8週で迎えた28戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は田中力騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーオオゾラに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

2月25日、中2週で迎えた29戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジョイアに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月1日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた32戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したトキノローズにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月21日、中2週で迎えた33戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月17日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。