キンバーライト（2006年生、母ジョウノキンバリー）

キンバーライト（2006年1月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「火成岩の一種。母名より連想」。毛色は青毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したジョウノキンバリーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、地方33戦15勝2着5回。2014年の鶴見岳賞(地方重賞)で2着に入った他、2013年の九千部山賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐々木洋一厩舎（大井）へ入厩。

4歳（2010年）

1月18日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は503kg。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトップコロナドを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミレニアムサンダーに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5歳（2011年）

1月17日、約11か月半の休養明けで迎えた3戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のストロングコマンドを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

2月23日、中4週で迎えた4戦目は、一般C3五六イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモエレサムソンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4月27日、中8週で迎えた5戦目は、一般C3七八（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスモールアンブレラに2馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

5月3日、連闘で迎えた6戦目は、一般C3七八イ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパワーウイニングをアタマ差振り切って無傷の6連勝を決めた。

6月24日、中6週で迎えた7戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で林幻騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で林幻騎手（5戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るギデオンを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で林幻騎手（6戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干緩いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で林幻騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシンボリボーテに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、一般C2六七（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で林幻騎手（8戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で林幻騎手（9戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンヴォーリアに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6歳（2012年）

1月13日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で林幻騎手（10戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のストロングジャックを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

2月9日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2八九（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で林幻騎手（11戦8勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウオウヒに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月12日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で林幻騎手（12戦9勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたロックインディ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で林幻騎手（13戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、カネトシテンアップにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月1日、中3週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファーストベットを強烈な末脚でアタマ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

5月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメジャーピースをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

6月18日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のテルザトゥルースに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月23日、中4週で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、うま雑貨TOKORO杯（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、はる・あきファーストバースデー記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

7歳（2013年）

2月9日、中6週で迎えた24戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、つばき賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリネンハイブリットに7馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

2月24日、中1週で迎えた25戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、鏡山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月21日、中7週で迎えた26戦目は、地方重賞の由布岳賞（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の阿蘇山賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の九千部山賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったメトロノースに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月16日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、黒髪山特別（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた30戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月15日、約5か月の休み明けで迎えた31戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、日向灘特別（佐賀ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8歳（2014年）

1月5日、中2週で迎えた32戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、有明海特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエーティーランボーに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

2月1日、中3週で迎えた33戦目は、地方重賞の鶴見岳賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエスワンプリンスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。