ストロングコマンド（2005年生、母ビルトシェーン）

ストロングコマンド（2005年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋特別奇襲隊」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時15歳）と交配したビルトシェーンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3三四ア。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月17日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

10月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3歳（2008年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月6日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したガッツパワーにクビ差届かず2着となった。

5月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアドバンスピールにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2009年）

1月29日、約9か月の休み明けで迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、群雄特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた9戦目は、早春特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4月13日、中8週で迎えた10戦目は、浮島特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月14日、約8か月の休み明けで迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5歳（2010年）

1月29日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

12月8日、約10か月半の休養明けで迎えた13戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6歳（2011年）

1月2日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3五六イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したキンバーライトに半馬身届かず2着となった。

1月25日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシャンデリーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

2月24日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3三四ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフォックスブラボーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月28日、中8週で迎えた18戦目は、一般C3四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したゴールドスペンサーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

5月4日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3五六イ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で江川伸幸騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったギデオンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7歳（2012年）

3月12日、約10か月半の休養明けで迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十ア（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。