マイネルアンツーク（2003年生、母クリダリア）

マイネルアンツーク（2003年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋背広、スーツ（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時7歳）と交配したクリダリアが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は遊佐武俊。戦績は、中央平地27戦1勝2着7回、中央障害5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、遊佐武俊から「八戸10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、遊佐武俊から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモスによって325.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月28日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた4戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい最後はジョプリンガールと並んで11着同着となった。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったゼットコマンダーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったロードグレイシアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したアドラーブルキスにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったホーマンジュピターにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（8戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイインテンスリーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマヤノズイウンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオメガグランプリに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（9戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月13日、中3週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったタイインテンスリーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（10戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（11戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（12戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（13戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（14戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月2日、中5週で迎えた28戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったチャッティーギャルから2馬身差の2着となった。

9月22日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったパルティアシチーから9馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップクライマーからクビ差の2着に甘んじた。

11月4日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のウォッチンザスカイに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

11月24日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。