パルティアシチー（2003年生、母オースミジュエリー）

Parthia City

2003.03.13

パルティアシチー（2003年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代国家名＋冠名。弓と馬術の国」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時8歳）と交配したオースミジュエリーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害14戦2勝2着5回、地方4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

7月23日、デビュー戦は北村浩平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた2戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3歳（2006年）

1月22日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた4戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の書写山特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村浩平騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたホクセツエース決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月18日、中0週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジログリフィーを上がり3位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

4月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村浩平騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた11戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村浩平騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月29日、中9週で迎えた13戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北村浩平騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4歳（2007年）

1月24日、中7週で迎えた14戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村浩平騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月4日、中5週で迎えた15戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシーグランプリから4馬身差の2着となった。

3月24日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は北村浩平騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロハスラーからクビ差の2着に惜敗した。

4月15日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（11戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったポートエレガントからクビ差の2着に甘んじた。

9月22日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルアンツークに9馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

10月27日、中4週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で南井大志騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で南井大志騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムヤマトオーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

12月6日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は北村浩平騎手（12戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村浩平騎手（13戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2009年）

2月1日、中4週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北村浩平騎手（14戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリュウケンに3/4馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月1日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で北村浩平騎手（15戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月9日、約5か月半の休み明けで迎えた25戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 小雨/良）に62kgの斤量を背負って出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2010年）

7月4日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったランヘランバから4馬身差の2着となった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた28戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に終わった。