タテヤマアラシ（1991年生、母ハードミドリ）

タテヤマアラシ（1991年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時6歳）と交配したハードミドリが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、中央障害4戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の姫路特別(900万下)。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

12月5日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（1994年）

3月20日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビッグブルボンに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（9戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るグローリアスソングを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（1995年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（11戦1勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（12戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったスイフトスプラウトにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

2月19日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の山城特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（13戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したリードブライトンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月26日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の姫路特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（14戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワイエムルーブルをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、梅田ステークス（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（16戦2勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

8月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（17戦2勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

8月27日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（18戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（19戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（20戦2勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた27戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた29戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた30戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた31戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。