タニアトウショウ（1990年生、母コーニストウショウ）

タニアトウショウ（1990年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時16歳）と交配したコーニストウショウが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

6月26日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた2戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、エンジェルカシマにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタンタシヨンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のマチカネグビジンに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は吉沢宗一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。