アイファーアクター（2016年生、母アイファースイーツ）

アイファーアクター（2016年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+俳優」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時24歳）と交配したアイファースイーツが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月13日、デビュー戦は三津谷隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2019年）

3月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったシーシャープに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したビービーガナールを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったメイショウメイリンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

8月4日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

10月4日、中3週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクラエテルノに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシントロピコに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月31日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

4歳（2020年）

1月22日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったバイキングクラップに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月12日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のデンコウジェネシスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で下原理騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のエイシンナセルに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で下原理騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月27日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月25日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は水口優也騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクレパトをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

9月19日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの松戸特別（中山ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

11月22日、中8週で迎えた28戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイティウェイに1馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

12月12日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2021年）

1月23日、中5週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた31戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月6日、約3か月の休み明けで迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた34戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月23日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は上野翔騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2022年）

1月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は上野翔騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年1月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。