エイシントロピコ（2016年生、母エーシンカルメン）
A Shin Tropico
2016.04.12
エイシントロピコ（2016年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋熱帯（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のバゴ（当時15歳）と交配したエーシンカルメンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2020年の葉月特別(B1)。
経歴
デビュー前
野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2019年）
5月19日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は468kg。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。
10月9日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったクリノイナヅマオーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
10月30日、中2週で迎えた3戦目は、JBC浦和まであと5日（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマーブルサニーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。
11月27日、中3週で迎えた4戦目は、さざんか賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコンシードに8馬身の差をつけて2勝目を獲得した。
12月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鴨宮祥行騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイファーアクターに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
12月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上B2 C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシントカチをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。
4歳（2020年）
5月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鴨宮祥行騎手（5戦4勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモントカイザーに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
6月5日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鴨宮祥行騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のサンライズアミーゴに5馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
6月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鴨宮祥行騎手（7戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサンライズアミーゴに1馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。
7月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鴨宮祥行騎手（8戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズアミーゴに1馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。
8月5日、中2週で迎えた11戦目は、葉月特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鴨宮祥行騎手（9戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のユノートルベルに1馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。