レーツェル（2015年生、母ミスティークⅡ）

Ratsel

2015.02.24

レーツェル（2015年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「謎、神秘（独）。母名より。底知れぬ強さと強運で頂点に立つ活躍を」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時17歳）と交配したミスティークⅡが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月2日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサテラノサトに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラスエモーショネスを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って久方ぶりの一戦を制した。

3歳（2018年）

11月10日、約12か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のウスベニノキミを半馬身振り切って負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2019年）

3月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。