ピュアリーズン（1989年生、母マツノリード）

ピュアリーズン（1989年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーリユート（当時11歳）と交配したマツノリードが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年のみなみ北海道ステークス(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

5月16日、デビュー戦は塩村克己騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホシノベリタスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るラックマンセルを上がり2位の末脚で半馬身差し切って2勝目をマークした。

7月19日、中5週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4歳（1993年）

2月14日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（2戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

2月20日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

3月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネルデュークに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月10日、中3週で迎えた10戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の宇多野特別（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のランガリバーに1馬身3/4の差をつけて3勝目を収める

9月12日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るランガリバーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（1994年）

4月17日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた15戦目は、メルボルントロフィー（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた16戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、緑風ステークス（東京芝2400m 雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた18戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月25日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6歳（1995年）

1月15日、中2週で迎えた20戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。