リキアイチャンプ（2002年生、母ノクターン）

リキアイチャンプ（2002年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王者」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時5歳）と交配したノクターンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったプライドキムに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月25日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2005年）

6月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンダシチーを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月28日、中2週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のスギノウルフに2馬身半の差をつけて優勝

9月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4歳（2006年）

2月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

10月8日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

5歳（2007年）

1月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月4日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したグリューエントを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスカーリイベイビーをアタマ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。