エテレインミノル（2014年生、母シルキーブライド）

エテレインミノル（2014年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「願う（ギリシャ語）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したシルキーブライドが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月25日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた2戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったウインガナドルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリネンロマンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2017年）

1月8日、中9週で迎えた4戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

7月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスプマンテに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

9月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアクートにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4歳（2018年）

11月24日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5歳（2019年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったリンディーホップに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月27日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラスの英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた21戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたエピックスター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

2019年11月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。