アバンギャルド（1988年生、母カミノシラオキ）

アバンギャルド（1988年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時14歳）と交配したカミノシラオキが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、中央障害8戦0勝、地方26戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

12月8日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチアズモアーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 雪/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリュウドラゴンを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月6日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（6戦0勝）。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず17着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた13戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（1992年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

2月22日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で嘉堂信雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で嘉堂信雄騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は酒井浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、月見草特別（船橋ダート1400m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた24戦目は、レインボー特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた25戦目は、湯浅淳一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、ブルームーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯浅淳一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシズカロッキーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月23日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯浅淳一騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯浅淳一騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C1五六（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で湯浅淳一騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた30戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤシオジョイナーから1馬身差の2着となった。

12月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は湯浅淳一騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯浅淳一騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で湯浅淳一騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1993年）

1月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で湯浅淳一騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大友勝利騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた36戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大友勝利騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大友勝利騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた38戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大友勝利騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月21日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた39戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた40戦目は、渡辺市郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月17日、中0週で迎えた41戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、船橋ジョッキーズグランプリ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1994年）

1月2日、中1週で迎えた42戦目は、小林照男騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた43戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 雪/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた44戦目は、一般C2四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテクノサイエンスに7馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

3月8日、中1週で迎えた45戦目は、千葉特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた46戦目は、一般C1五六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウコーエースから1馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた47戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた48戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤隆騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。