チアズモアー（1988年生、母レイホーソロン）

チアズモアー（1988年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時12歳）と交配したレイホーソロンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着6回、中央障害2戦0勝、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

12月1日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/重）に出走。馬体重は484kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアバンギャルドに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1991年）

1月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月24日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆきやなぎ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したマチカネシゲトウにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月17日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は村本善之騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたメイショウソロモン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月21日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のあやめ賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイブキファイブワンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（1992年）

1月6日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた12戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったシゲルモンテに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったエイシンカーリッヂにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミホノワカバにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月6日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月15日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は村本善之騎手（9戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったレガシーワールドに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（10戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（1993年）

5月9日、約8か月半の休養明けで迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた20戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月8日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（12戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオンワードロゼを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

10月17日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（14戦3勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（15戦3勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（16戦3勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6歳（1994年）

1月31日、中9週で迎えた28戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた29戦目は、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエヌクインに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

7月31日、中1週で迎えた31戦目は、サマーカップ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた32戦目は、くろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた33戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口重政騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のフエートグリンに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

9月23日、中2週で迎えた34戦目は、ゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口重政騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた35戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口重政騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた36戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口重政騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた37戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口重政騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（1995年）

1月11日、中6週で迎えた38戦目は、近藤二郎騎手を鞍上に迎えて、新春クラウン（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた39戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で近藤二郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた40戦目は、オグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（8戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた41戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた42戦目は、東海大賞典（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は近藤二郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた43戦目は、スプリング争覇（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で近藤二郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。