オンワードロゼ（1989年生、母オンワードナンシー）

オンワードロゼ（1989年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンワードカメルン（当時8歳）と交配したオンワードナンシーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年の河北新報杯(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

6月21日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

9月13日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出し、4着に入った。

10月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェデレーションを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月24日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4歳（1993年）

1月23日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手（8戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月8日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたヒロカームリ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月29日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（9戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したアスマターキンに半馬身届かず2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（10戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したツヅラオリにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったミラクルドラゴンズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月8日、中5週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（12戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったチアズモアーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（13戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（14戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバウンティハンターを3/4馬身振り切って優勝

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（15戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアサクサキャラバンを半馬身振り切って優勝

10月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（16戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハッピーホリデーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月28日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（17戦3勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（18戦3勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

5歳（1994年）

1月9日、中2週で迎えた23戦目は、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（19戦3勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた24戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた25戦目は、内外タイムス杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（20戦3勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（21戦3勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。