バウンティハンター（1989年生、母アトムフラツシユ）

バウンティハンター（1989年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時16歳）と交配したアトムフラツシユが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）宮村牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着3回、中央障害8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の潮来特別(900万下)。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

9月15日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

11月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は水野貴広騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（1992年）

1月12日、中4週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は水野貴広騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったユウキファイターを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月9日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヒロオウガルを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月12日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のベストダージリンをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月5日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたニホンピロナーリー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月27日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の’92ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4歳（1993年）

1月24日、中3週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

3月28日、中8週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の’93中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月10日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は水野貴広騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた18戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

9月11日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったオンワードロゼにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は的場均騎手（8戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコマチビゼンをハナ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月23日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（10戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた24戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（12戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（13戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のメジロライリーに1馬身半の差をつけて優勝

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（14戦3勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた29戦目は、メトロポリタンステークス（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた30戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は的場均騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（16戦3勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

10月29日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（17戦3勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（18戦3勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた34戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に49kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6歳（1995年）

3月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた36戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャリーテンプルから約10馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた37戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤシャヒメから5馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた38戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月3日、中2週で迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマイオンリースターに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月16日、中2週で迎えた41戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のロングシリウスに2馬身の差をつけて6勝目を手にした。

7月29日、中1週で迎えた42戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中剛騎手（7戦2勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。