ミュージカルボイス（2003年生、母アイビートユー）

ミュージカルボイス（2003年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「甘美な声」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時8歳）と交配したアイビートユーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C1 C2。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月11日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。

4月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた6戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったドリームプリンセスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

1月1日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキンセイリゲルを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月15日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の一般C1四 C2二（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2一（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、八景島特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったデザートレジーナに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックコンコルドを猛烈な末脚で半馬身差し切って2勝目を収める

11月7日、中1週で迎えた24戦目は、トパーズ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、岩槻城特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた26戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一陽特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた27戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、シンフォニー賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。