デザートレジーナ（2003年生、母レジュイール）

デザートレジーナ（2003年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時11歳）と交配したレジュイールが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方33戦14勝2着5回。2009年のしらさぎ賞(牝S3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

11歳のとき、ノーザンレーシングから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2006年）

9月22日、デビュー戦は田中力騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンシェルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のゴールドゴーンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したトーアキンボシを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2007年）

1月12日、中5週で迎えた5戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた6戦目は、一般C2（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中力騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

3月9日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中力騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中力騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のオージアを半馬身振り切って3勝目を手にした。

5月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で田中力騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったベルモントソリッドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセユウブラボーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

8月20日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中力騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコスモデガジェを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月24日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（10戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミュージカルボイスに2馬身の差をつけて優勝

10月24日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（11戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレオソニックに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、イーバンク銀行IN船橋賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた15戦目は、一陽特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（13戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールデンスラムに1馬身半の差をつけて8勝目を奪取した。

5歳（2008年）

1月10日、中4週で迎えた16戦目は、初茜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中力騎手（14戦7勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったコスモデガジェに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月7日、中3週で迎えた17戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中力騎手（15戦7勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジェットコマチにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月2日、中3週で迎えた19戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るレオタツオーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。

5月7日、中4週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はイシノファイターと並んで1着同着となった。

10月22日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、関宿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のローレルシードに3馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

11月20日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦の手児奈特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユウコウエースを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6歳（2009年）

1月2日、中5週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のニューイヤー特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキノミスフレンチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月4日、中4週で迎えた24戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、コアレスガバナーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトーセントップランに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月16日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

10月21日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた28戦目は、習志野きらっと特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月30日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7歳（2010年）

1月29日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた30戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

2月25日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のきさらぎ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた32戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。