トーセントップラン（2004年生、母リッジフィールド）

トーセントップラン（2004年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋頂点＋走る。いつもトップランナーであれ」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したリッジフィールドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地19戦3勝2着5回、地方7戦0勝2着1回。2009年のしらさぎ賞(牝S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月3日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたブリュンヒルト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったハングインゼアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月19日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のチャームピクチャーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月5日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、クールダンサーに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月25日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエステヴァンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

12月22日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4歳（2008年）

2月16日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月5日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったクロカンブッシュにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったヤマビコにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオコリンボを3/4馬身振り切って優勝

9月15日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

5歳（2009年）

1月25日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず13着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったデザートレジーナに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月10日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた22戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月6日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、’09プラチナカップ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月16日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月21日、中4週で迎えた25戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の日高特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。