クインズモント（2014年生、母シールビーバック）

クインズモント（2014年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オーストラリアの地名より」。毛色は栗毛。種牡馬のサマーバード（当時8歳）と交配したシールビーバックが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は隆栄牧場。主な勝ち鞍は2017年のメルセデス・マイバッハ賞。

経歴

デビュー前

佐宗応和厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2017年）

11月14日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は524kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、シーイズチャンプに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳戦のメルセデス・マイバッハ賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヴェルティーチェを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月31日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

4歳（2018年）

8月28日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、不死鳥賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタカラシップを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

9月20日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のアルーリングトーンを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

11月2日、中5週で迎えた6戦目は、水彩都市・江東記念（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月30日、中5週で迎えた8戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5歳（2019年）

1月25日、中3週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた10戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた11戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

12月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6歳（2020年）

1月20日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

2月25日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた14戦目は、一般C3八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3六七（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井章騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

6月1日、中4週で迎えた18戦目は、一般C3五六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（9戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3六七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

10月23日、中9週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた23戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7歳（2021年）

1月3日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

2月2日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた27戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。