エスケイルイス（1991年生、母レーシングバード）

エスケイルイス（1991年3月14日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテユーター（当時6歳）と交配したレーシングバードが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグジャパンファーム。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の伏見特別(900万下)。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたツィンクルブライド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月14日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイフクレディーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1994年）

2月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた4戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上500万下のノサップ岬特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月1日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月30日、中3週で迎えた8戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1995年）

9月10日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のステンレスダンサーをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカダラスを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

12月3日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったアドマイヤゲイルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5歳（1996年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のステンレスダンサーに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

5月18日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、フリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた18戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の湾岸ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、安達太良ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、BSNオープン（新潟芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

8月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、葉月ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の外房ステークス（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の盛岡競馬場姉妹提携記念オーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

11月17日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ノベンバーステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6歳（1997年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた27戦目は、アザレア特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた28戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、ファイナルオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた29戦目は、ムーンストーンオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた30戦目は、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。