チェスナットボーイ（1990年生、母カツトウシヨウ）

チェスナットボーイ（1990年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグリーングラス（当時17歳）と交配したカツトウシヨウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は能登浩。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回、中央障害13戦1勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の胡蝶蘭賞(500万下)。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月28日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3歳（1993年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシュウザンペガサスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のユウキハッピーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムシンスターに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月11日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（3戦2勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月22日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（5戦2勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4歳（1994年）

2月27日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた17戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた18戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた19戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた21戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったランガリバーから1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトレンザに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1995年）

1月29日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた27戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（京都障害芝→ダート3170m 曇）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた29戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月14日、中3週で迎えた30戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡冨俊一騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡冨俊一騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡冨俊一騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた34戦目は、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡冨俊一騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月5日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた36戦目は、今治宏信騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた37戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた38戦目は、黒木豊騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた39戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒木豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1996年）

1月6日、中1週で迎えた40戦目は、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒木豊騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。