トレンザ（1990年生、母イエローレディー）

トレンザ（1990年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシリウスシンボリ（当時8歳）と交配したイエローレディーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）笹地牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着1回、中央障害8戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月27日、デビュー戦は山本康二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着を確保した。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンダムリートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康二騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康二騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて最後はパワーターボと並んで8着同着となった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は山本康二騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた8戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山本康二騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康二騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマウントダイナーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタヤスブンタに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

4歳（1994年）

1月15日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の播磨特別（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は田原成貴騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の堂島特別（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイチャンピオンから1馬身1/4差の2着となった。

7月17日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったチェスナットボーイから5馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中4週で迎えた28戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（1995年）

1月8日、中1週で迎えた29戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大森勇一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月28日、中2週で迎えた30戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったリヴリユーからアタマ差の2着に惜敗した。

2月11日、中1週で迎えた31戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた32戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。