マウントダイナー（1989年生、母ケンマドンナ）

マウントダイナー（1989年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時6歳）と交配したケンマドンナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地18戦4勝2着3回、地方12戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

6月7日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロングマサユメに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（1993年）

2月13日、中8週で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のリリパットクインに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月18日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びを見せたが、伸びてきたケニーキーラー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中3週で迎えた6戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北川和典騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトレンザに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5歳（1994年）

1月8日、中5週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したカポエイラにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月6日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたアミサイクロン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月15日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のエドノコバンを半馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

11月12日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

6歳（1995年）

7月23日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の浄土平特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

10月14日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月26日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7歳（1996年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、春菜特別（宇都宮ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた20戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、天馬特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた21戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、山口健治騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月25日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、藤本靖騎手を鞍上に迎えて、サファイア特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた24戦目は、青木秀之騎手を鞍上に迎えて、稲穂賞（足利ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月26日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、古澤泰博騎手を鞍上に迎えて、古賀志山特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた26戦目は、オールスターカップ（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は山口健治騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた27戦目は、カシオペア特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は古澤泰博騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた28戦目は、大島計彦騎手を鞍上に迎えて、春待月特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8歳（1997年）

1月9日、中0週で迎えた29戦目は、初夢特別（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大島計彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた30戦目は、ガーネット特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大島計彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。