ケニーキーラー（1990年生、母ノーザンキーラー）

ケニーキーラー（1990年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスクラムダイナ（当時8歳）と交配したノーザンキーラーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は平野克智。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の若水賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

4月24日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハリスンマリーに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマウントダイナーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月24日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本広喜騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本広喜騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したジョウテンウインにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本広喜騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4歳（1994年）

1月15日、中3週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の若水賞（中山ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒューストンシチーをアタマ差振り切って制した。

2月18日、中4週で迎えた11戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（8戦2勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月27日、中4週で迎えた12戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

4月17日、中2週で迎えた13戦目は、卯月ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5歳（1995年）

10月14日、約18か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（9戦2勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

6歳（1996年）

4月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、仲春特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。