コスモエルバート（2002年生、母サンエイロツキー）

コスモエルバート（2002年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ロッキー山脈最高峰の山」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグサンデー（当時8歳）と交配したサンエイロツキーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は広川忠久。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上C2-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広川牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、広川牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって525万円で落札された。

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月8日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3歳（2005年）

3月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳T2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳F11（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳F13（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、テンリビアーテにアタマ差交わされて2着となった。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳F11（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したムーンハートを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

6月30日、中3週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳F11（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳F1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウェイザエバンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトップデザイナーに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上B3二（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4歳（2006年）

5月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg減らして迎えた14戦目は、相生ぺーロン祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた15戦目は、生月特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。