シークレットローザ（2017年生、母サンデーローザ）

シークレットローザ（2017年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「秘密の+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時11歳）と交配したサンデーローザが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は清水牧場。2022年の兵庫サマークイーン賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月28日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシンドラーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2020年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

3月14日、中9週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの山桜賞（中山芝2000m 雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた5戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

7月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

4歳（2021年）

3月27日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた12戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマブイーグルに約14馬身の大差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、デイリースポーツオンライン特別（園田ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた14戦目は、チャオ特別（園田ダート1870m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐々木世麗騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、逃げるエイシンアンヴァルに半馬身届かず2着に敗北した。

12月30日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐々木世麗騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたスマイルサルファー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2022年）

1月18日、中2週で迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイコライザーを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

2月16日、中3週で迎えた17戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、「女と男」と市川町特別（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3月16日、中3週で迎えた18戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた19戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松木大地騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は佐々木世麗騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた21戦目は、早乙女特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダノンレジーナに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、JAたじまコウノトリ育むお米特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、モズファヴォリートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた24戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のヴァイスリヒトに1馬身1/4の差をつけてファンの期待に応えた。

12月2日、中1週で迎えた25戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6歳（2023年）

1月11日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上A2 B1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったシーニッククルーズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上A2 B1（姫路ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に敗れた。