アマカケル（2010年生、母チジョウノテンシ）

アマカケル（2010年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天翔る」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したチジョウノテンシが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）稲葉牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方7戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、稲葉牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

5月26日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず18着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた2戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた3戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマルトクスパートに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアエノワンピースに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったサンライズシルバーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティンパニーに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月29日、中1週で迎えた9戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルシャテールに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2014年）

1月21日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のブイキャスターを3/4馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

2月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5歳（2015年）

1月18日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。