タガジョーアレス（1989年生、母タガジヨーミドリ）

タガジョーアレス（1989年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時6歳）と交配したタガジヨーミドリが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地31戦2勝2着6回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の二王子特別(500万下)。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

12月7日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のピアレスクラウンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1992年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月4日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた6戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したハヤノライデンを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったオースミオーカンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月11日、中4週で迎えた10戦目は、4歳500万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月12日、中6週で迎えた12戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた14戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したソブリンドリームに半馬身届かず2着となった。

11月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（9戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（1993年）

1月24日、中6週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（11戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’93セレブレイションカップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたウェディングケーキ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4月24日、中6週で迎えた20戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヒロカームリを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

5月9日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったパラストマリンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月19日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったホマレオーカンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた25戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月20日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。17頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5歳（1994年）

1月16日、中4週で迎えた28戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月1日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月18日、中6週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6歳（1995年）

5月30日、約10か月半の休養明けで迎えた32戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。