マスターチアフル（2006年生、母ホッコービューティ）

マスターチアフル（2006年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋陽気な、明るい」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時12歳）と交配したホッコービューティが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月26日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

9月6日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月14日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2009年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスプリングアウェクをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

5月22日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、伸びてきたアスターローズ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5歳（2011年）

1月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（11戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月5日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

3月27日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の熊本城特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（13戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

5月22日、中7週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（14戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、6着に終わった。

7月17日、中7週で迎えた18戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2012年）

7月21日、約11か月半の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（15戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

8月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（16戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。