エゾピリカ（1999年生、母タイトルダンサー）

エゾピリカ（1999年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時13歳）と交配したタイトルダンサーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は金須牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金須牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」と「北海道9月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

須藤三千夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

9月12日、デビュー戦は秋田大助騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。4着を確保した。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエフテーダンディからクビ差の2着となった。

10月4日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋田大助騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハイランドサドラーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月10日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、神澤和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で神澤和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3歳（2002年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、3歳戦の寒椿特別（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で神澤和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で神澤和弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で神澤和弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で神澤和弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で神澤和弥騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で神澤和弥騎手（7戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で神澤和弥騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマモリアリティから3/4馬身差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた16戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた17戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般B12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月28日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた19戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月6日、連闘で迎えた20戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月2日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るトシブラックを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月15日、中1週で迎えた23戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナスキールイスを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は原口義史騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた25戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のピルイオーを半馬身振り切って3勝目を奪取した。

2月15日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は原口義史騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

3月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で原口義史騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。